Knowledge 高岡市 中古一戸建ての売却価格推移

【表　2022年から直近の一戸建ての平均売却価格推移(単位:万円/月)】

2022年度はこれくらいで売れました

2023年度はこれくらいで売れました

直近はこれくらいで売れています

参照：国土交通省　不動産情報ライブラリ

Knowledge高岡市で売れた一戸建て（築古・中古）の特徴を比較

高岡市で売れた一戸建て（築古・中古）の特徴を、年次で比較します。 2022年から2023年にかけて平均売却金額は115万円下落（前年比マイナス8.12％）しました。 2022年に比べて広い土地面積が求められましたが、高岡市の住宅地の地価が下がっているため、平均売却価格は下落しました。

【高岡市で売れた一戸建て（築古・中古）の特徴 年次推移】

※表は左右にスクロールして確認することができます

参照：国土交通省　不動産情報ライブラリ

2024年以降の一戸建て（築古・中古）需要予測
ずばり！
高岡市の中古一戸建ては市街地を中心に、一定の需要があると見込まれます。

高岡駅から新高岡駅にかけての中心部のほか、伏木、戸出、中田、牧野、立野・東五位、福岡など広い範囲で中古一戸建て需要が予測可能です。

理由としては、高岡市が推進している「コンパクト・アンド・ネットワーク」のまちづくりが挙げられます。
公共交通でアクセス可能な拠点周辺に居住や都市機能を集め、自動車から公共交通の利用に転換することで、持続可能で安心して暮らせる都市を目指しています。
そのために、新高岡駅から高岡駅にかけての中心部には「高次都市機能と居住」を、周辺市街地（伏木、戸出、中田、牧野、立野・東五位、福岡）には「生活サービス施設などの都市機能や居住」を誘導することを明文化しており、今後高岡市のなかでも住宅ニーズが集中していくことが予測できます。

また、民間の動きでも高岡駅と新高岡駅に挟まれたエリアで活発な開発が進んでいます。
新高岡駅の目の前にあるイオンモール高岡は、2019年に駅寄り部分を増床し、北陸最大級の規模となるショッピングモールになりました。
さらに、高岡環状線沿いの井口本江には、新たな商業エリア「たかおか井口本江ショッピングモール」が開発されており、地域の利便性が急速に上昇しています。

高岡市全域では中古一戸建ての価格は下落傾向ですが、高岡市の中心部や周辺市街地では中古一戸建て等の住宅ニーズは高まっていくと見込まれます。

参照：高岡市役所　都市計画課　「都市計画マスタープラン（平成30年12月策定）」
参照：高岡市役所　総務課　「高岡市統計書」　

Knowledge高岡市 中古マンションの売却価格推移

【表　2022年～直近の中古マンションの平均売却価格推移(単位:万円/月)】

2022年はこれくらいで売れました

2023年はこれくらいで売れました

直近はこれくらいで売れています

参照：国土交通省　不動産情報ライブラリ

Knowledge高岡市で売れた中古マンションの特徴を比較

高岡市で売れた中古マンションの特徴を、年次で比較します。
2022年から2023年にかけて平均売却価格は236万円上昇（前年比19.5％）しました。
平均売却価格が上昇した背景には、全国的なマンション価格の高騰に加え、「築浅」で「専有面積の広い」中古マンションを求めているファミリー層の需要が高かったことが考えられます。
中古マンションが多く取引されたエリアは「末広町」や「中島町」、「向野町」等です。

【高岡市で売れた中古マンションの特徴 年次推移】

※表は左右にスクロールして確認することができます

参照：国土交通省　不動産情報ライブラリ

2024年以降の中古マンション需要予測
ずばり！
高岡市の中古マンション需要は、2024年以降も堅調に推移すると予想されます。

高岡市では、新高岡駅に都市間鉄道のターミナル機能が移り、空洞化が進んだことを受けて、高岡駅前東地区整備事業を進めています。
2020年には富山県最大級のホテル＆マンション一体開発であるプレミア高岡駅前レジデンスが竣工、2023年には高岡市最高層のマンション「レーベン高岡駅前 THE TOWER」がオープンし、駅前の活性化事業の一翼を担っています。

また、高岡市は中古マンションなどの住宅購入資金を補助する「たかおか暮らし支援事業」を行っています。

高岡駅北側の「まちなか区域（定塚地区・平米地区・川原地区・博労地区・茂美地区）」で中古を含む一戸建てやマンションを購入すると、最大50万円の補助金が支給され、まちなか区域以外の「居住誘導区域」では最大20万円の補助金が支給されます。
加えて、UIJターン世帯や新婚、子育て、若年世帯には補助金が加算される制度も整っており、若者と子育て世代の定住を促しています。

新築マンションの増加や高岡市の補助金制度等により、割安で購入できる中古マンションは一定の需要が期待できます。
特に高岡駅の北側に広がるエリアは、売れやすい傾向が強いでしょう。

参考：高岡市役所　商業雇用課　「高岡市中心市街地活性化基本計画」
参考：高岡市役所　建築政策課　「住宅・空き家等への居住支援」

Knowledge高岡市 土地の売却価格推移

【表　2022年～直近の土地の平均売却価格推移(単位:万円/月)】

2022年はこれくらいで売れました

2023年はこれくらいで売れました

直近はこれくらいで売れています

参照：国土交通省　不動産情報ライブラリ

Knowledge高岡市で売れた土地の特徴を比較

高岡市で売れた土地の特徴を、年次で比較します。
2022年から2023年にかけて、取引された土地の面積は広くなっているものの、平均売却金額は71万円下落（前年比マイナス12.07％）しました。
令和6年の地価公示を確認すると、高岡市の住宅地は27年連続で下落しているのが現状です。

【高岡市で売れた土地の特徴 年次推移】

※表は左右にスクロールして確認することができます

参照：国土交通省　不動産情報ライブラリ

2024年以降の土地需要予測
ずばり！
高岡市の土地需要は特定地域に限ったかたちで、一定の需要が見込まれます。

高岡市全体では公示地価が27年連続で下落していますが、一部地域では下げ止まりを見せています。
高岡駅北の「美里町・昭和町・金屋町」、高岡駅東の「蓮花寺・三女子」、新高岡駅周辺の「赤祖父・京田」、高岡市西部の「福岡町」では、住宅地の公示地価が下落していません。

なかでも、新高岡駅周辺の土地需要が高まりをみせています。
2024年11月には、家電や家具を取り扱うヤマダデンキの大型店がイオンモール高岡の西側にオープン予定です。
加えて、駅周辺には5階建てなどの小規模なマンションも建ち始め、ファミリー世帯から単身世帯まで利便性の高い人気エリアとなっています。

また、平成30年に開業した「高岡やぶなみ駅」周辺も宅地開発が進んでいるエリアです。
「高岡やぶなみ駅」周辺は高岡市のマスタープランで「計画・開発促進地区」に位置づけられており、今後、民間主導で長期的に住宅地の基盤整備が予定されています。

高岡市全体では地価の下落が続いていますが、特定の地域では土地需要が高まっていくことが予想されます。

参考：富山県庁 生活環境文化部「富山県の地価（地価公示・地価調査）」
参考：高岡市役所 都市計画課「都市計画マスタープラン」

人口推移と人口増加率

2024（令和6）年3月時点の高岡市の人口は、16万3,248人です。
1988年の18万8,782人をピークに人口は減少し続けており、ピーク時と比べて2万5,534人（マイナス13.5％）減少しています。
高岡市は定住人口の増加を目指してさまざまな施策を実施しておりますが、2060年には12万5,000人まで減少すると高岡市は予想しています。

年齢構成について
2023（令和5）年12月時点の高岡市の年齢構成は、以下のとおりです。

• 年少人口（15歳未満）：10.4％
• 生産年齢人口（15～64歳）：55.9%
• 老年人口（65歳以上）：33.7%

10年前の2013（平成25）年と比較すると、年少人口は2万830人から1万6,969人へ約18.5％減少している一方で、老年人口は5万2,245人から5万5,341人へ約5.92%増加しており、高岡市においても少子高齢化が進んでいます

世帯数について
2023(令和5年)の世帯数は、7万285世帯です。
10年前の2013（平成25）年と世帯数を比較すると、2013年の6万6,146世帯から4,139世帯（約6.25％）増加しています。

上記のように人口が減少しているなか世帯数は増加しており、核家族や単身世帯が増加して1世帯の人数が減っていることがわかります。

参考：高岡市役所 総務課　「令和5年版高岡市統計書 」
参考：高岡市役所「高岡市の現況と課題」