高岡市における、「相続した空き家となっている実家を解体して売却する」までを事例形式で３つご紹介します。
※実際の関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた内容になります。
1.高岡市にお住まいのA様が、
「相続した空き家状態の
実家を解体して更地で売却した事例」
Case01お客様の相談内容
物件 概要
※表は左右にスクロールして確認することができます
| 所在地 | 高岡市横田本町 | 種別 | 土地 |
|---|---|---|---|
| 面積 | 280.24㎡ | 成約価格 | 190万円 |
| 間取り | ― | その他 | ― |
相談にいらしたお客様のプロフィール
高岡市にお住まいの50代男性のお客様です。
A様はご両親が他界した後、相続した空き家状態の実家の、掃除や草取りなどの管理を行っていました。
A様はすでに自宅を持っており、相続した実家に住む予定はありません。
管理の手間がかかるので、そろそろ実家を手放したいと思っています。
Case01解決したいトラブル・課題
課題
相続した空き家状態の実家が老朽化しており、買い手が付きにくいと感じているため、解体して更地にすることで売却を進めたい。
A様は既に現在の住まいがあり、空き家状態の実家の管理を今後も続けるのが難しく、できるだけ早く売却して現金化したいと考えています。
しかし、老朽化した建物では市場価値が低いことが懸念されており、解体して更地にする必要があると判断されました。
Case01不動産会社の探し方・選び方
A様は高岡市内に詳しい不動産会社を探し、
- 積極的にアドバイスやサポートをしてくれそう
- 解体業者の選定や解体後の土地の売却まで対応できる
上記2点に定評のある、不動産会社に相談することにしました。
Case01A様の「トラブル・課題」の解決方法
A様の相談を受け、不動産会社は空き家を解体して売却するための流れを丁寧に説明しました。
1．空き家の解体手順
空き家を解体する手順は以下のとおりです。
＜空き家を解体する手順＞
① 解体前の調査と許可申請
② 解体業者の選定
③ ライフラインの停止手続き
④ 解体工事の実施
⑤ 解体後の手続き
①
解体前の調査と許可申請
建物の解体に際して、高岡市の自治体に必要な許可を取得します。
解体工事に先立ち、アスベストなどの有害物質が使用されていないか建物の調査を行い、問題がないことも確認します。
②
解体業者の選定
費用だけでなく、実績や対応の良さも考慮し、信頼できる業者に依頼しましょう。
A様には、信頼できる会社を弊社が紹介しました。
③
ライフラインの停止手続き
解体前に、電気や水道、ガスといったライフラインの停止手続きを行います。
特に、ガスや電気の処理は専門業者に依頼し、安全に撤去するようにしましょう。
④
解体工事の実施
近隣住民に対する挨拶と説明を行いましょう。
これは、一般的に解体業者がやってくれます。
⑤
解体後の手続き
解体が完了した後、「建物滅失登記」を法務局に申請し、建物が解体されたことを正式に登記します。
2．「結果」
解体手順の説明を受けたA様は、弊社が紹介した解体業者に依頼して、空き家を解体することができました。
解体後の土地は約6か月で売却が完了しました。
2.高岡市にお住まいのE様が、
「空き家となっている相続した実家を、
高岡市の支援事業を利用して解体し、
売却した事例」
Case01お客様の相談内容
物件 概要
※表は左右にスクロールして確認することができます
| 所在地 | 高岡市定塚町 | 種別 | 土地 |
|---|---|---|---|
| 面積 | 150.35㎡ | 成約価格 | 360万円 |
| 間取り | ― | その他 | ― |
相談にいらしたお客様のプロフィール
高岡市にお住まいの50代男性のお客様です。
お父様が他界され、実家を相続しました。
相続した直後は、お父様が1人で暮らしていた実家を手放すには名残惜しく、長い間空き家の状態で放置していました。
E様は、家族とすでに別の場所で暮らしており、住み移る予定はありません。
固定資産税の負担もあるので、そろそろ手放そうと考えています。
Case01解決したいトラブル・課題
課題
空き家となっている老朽化した実家を売却したいが、売却するには解体が必要そう。
また、空き家の維持に伴う固定資産税が負担になるので、できるだけ早く処分したい。
E様は、相続した空き家をできる限り早く解体し、その後売却して現金化を希望していました。
しかし、解体にかかる費用の問題や手続きに対する不安があり、解決策を探していました。
Case01不動産会社の探し方・選び方
E様は、解体を含めて依頼でき、空き家売却に精通している不動産会社を探すため、高岡市内で地域に詳しい不動産会社を訪ねました。
その中でも、
- 営業担当者の感じが良かった
- 空き家専門の行政書士がいる
不動産会社に相談することにしました。
Case01E様の「トラブル・課題」の解決方法
E様が想定した通り、ご実家は老朽化しているので売却するには解体する必要があると考えられました。
高岡市では、空き家の解体費用を補助してくれる支援事業があることを説明しました。
1．高岡市まちなか空き家除却支援事業について
「まちなか空き家除却支援事業」は、高岡市が実施している補助金制度で、老朽化した空き家の解体費用の一部を補助するものです。
【対象区域】
まちなか区域（山町筋・金屋町伝統的建造物群保存地区を除く）
引用：高岡市「高岡市まちなか空き家除却支援事業」
【対象者】
- 空き家の所有者等（空き家の所有者、法定相続人）もしくは、空き家の所有者等の委任を受けた者
- 市町村税を滞納していない者
- これまでに除却にかかる他の補助金を受けていない者
【対象建物】
- 一戸建ての住宅（店舗併用住宅の場合は、主として居住用）であること
- 昭和56年5月以前に着工されたもの（現在の耐震基準を満たしていないもの）
【対象となる工事】
建物の除却工事（敷地内すべての建物等を除却すること）
【補助金額】
上限30万円
E様の場合、条件を全て満たしているので、上記の補助金額を受け取ることができます。
ただし、工事着工前に申請が必要となります。
2．「結果」
E様は補助金制度を活用することで、解体費用の負担が大幅に軽減されたことに大変満足されていました。
その後、弊社で売却活動を開始し、4か月で無事に買い手が見つかり、売却が成立しました。
3.高岡市にお住まいのW様が、
「空き家となっている相続した実家を解体条件で解体費の
立替なしで売却した事例」
Case01お客様の相談内容
物件 概要
※表は左右にスクロールして確認することができます
| 所在地 | 高岡市伏木古府 | 種別 | 土地 |
|---|---|---|---|
| 面積 | 260.42㎡ | 成約価格 | 420万円 |
| 間取り | ― | その他 | ― |
相談にいらしたお客様のプロフィール
お客様は、高岡市にお住まいの50代のW様です。
お父様のご逝去により高岡市内にあるご実家を相続されましたが、すでにご家族と一緒に高岡市内のマンションにお住まいで、実家に住む予定はないため売却を検討しています。
お父様は長期間入院した後お亡くなりになったので、ご実家は半年以上空き家となっています。
さらに、築年数も古く、売却するには解体するしかないと考えています。
Case01解決したいトラブル・課題
課題
- 空き家の解体費用がわからない。
- 空き家を解体した後、すぐ売却に移りたい。
- 解体費を立替したくないので買い客が決まってから解体したい
W様は相続した実家を解体して売却することを希望していましたが、解体費用の相場や不動産売却にかかる手続きに不安を抱いていました。
売却することで、相続税や維持管理費の負担から解放されることを期待していますが、初めての不動産売却であるため、親身に対応してくれる不動産会社を求めていました、
また、解体費を立て替えし、土地が売れない場合には一生立て替えという不安がありました。
Case01不動産会社の探し方・選び方
W様は、高岡市内の地域に詳しい不動産会社を探し、
- 年間130件以上の相談実績がある
- 販売活動のアドバイスやサポートを丁寧に行ってくれる
- 空き家対策セミナーを実施したり不動産相続のラジオ番組を持っている
最終的にはプロとしての提案実例の詳しい説明を聞いたことが決め手となり、相談する不動産会社を選びました。
Case01W様の「トラブル・課題」の解決方法
1．解体費用の目安
解体費用は、解体をする物件の構造（建築材料）や大きさ（延床面積）によって異なります。
一般的な一戸建ての解体費用の相場は以下のとおりで、約100万円～300万程度といえます。
【解体費用の目安】
| 構造 | 坪単価の相場 |
|---|---|
| 木造建築 | 4～5万円／坪 |
| 軽量鉄骨造 | 6～7万円／坪 |
| 鉄筋コンクリート造 | 7～8万円／坪 |
2．解体する場合の注意点
①
木造建築
- アスベストが使用されている場合、除去費用が追加されます。
- 木造の場合でも、増築部分や内部の特殊な素材により費用が増加する可能性があります。
②
鉄骨造
- 鉄骨部分の廃材処理費用が加算されることがあり、処理費用が高くなることがあります。
- 地域によっては鉄骨の解体には特別な許可や手続きが必要です。
③
鉄筋コンクリート造
- 基礎の撤去にも高額な費用がかかる場合があります。
- 重機を使用するため、周辺環境に与える騒音や振動についても十分な配慮が必要です。
3．「結果」
W様のご実家は、建物面積約46坪の木造であったため、解体費用は約190万円でした。
解体条件で売り出しお客様が決まってから解体をしました。解体費用の立替が無かったことが最大の喜びで、
解体から売却に至るまで、弊社のサポートを受けてスムーズに手続きを進めたW様は、費用面でも想定内に収まり、非常に満足されていました。
